世界の画家・藤田嗣治がパリから帰国していた1930年代に描いた猫のシリーズのうち眠る猫の姿態を描いた人気作品です。藤田の作品はすべて既製品でなく時間をかけて手作りしたオリジナル・キャンバス(独自の布地をキャンバスに張り、膠と乳白色の下地を塗ったもの)を用い、この猫の絵など見ている者の前であっという間に描きあげたといいます。落款は特徴的なサインと陰陽の陰印にあたる左手の手形印。陽印にあたる右手手形印に比べて使用例は少ないけれどもいくつかの猫や静物の作品に捺されています。額裏に貼られた鑑定シールは当時最も藤田と近かった東郷青児(二科会のドンと呼ばれた人気画家)と平野政吉(秋田県立美術館創設者)が記しています。これらはすべて筆跡・印章とも確認済みで、私どもは真作として扱ってきました。ご愛蔵いただくお方にお譲りしたいと存じます。(古美術市場では藤田は1000万円を超すランクです)画寸:天地38㌢×左右45.5㌢額寸:天地49㌢×左右56.5㌢ 【藤田嗣治】ふじたつぐはる(1886-1968)藤田嗣治は日本生まれのフランスの画家・彫刻家。フランスに帰化したあとは洗礼名のレオナール・ツグハル・フジタを名乗った。第一次世界大戦前よりパリで活動。猫と女を得意テーマとし、日本画の技法を西洋の油彩画に取り入れながら、独自の世界を築きあげ「乳白色の肌」いわれる裸婦像などでフランス画壇の寵児となった。ピカソらとエコールド・パリの代表的画家として近代世界美術にあって初めて世界に認められた日本人画家といえる。【東郷青児】とうごうせいじ(1897-1978)二科会を発足当時から牽引した人気画家。フランス滞在時は藤田の制作を手伝うなどし、帰国後は藤田とともに二科会の顧問として前衛芸術の発展に寄与した。【平野政吉】ひらのまさきち(1895-1989)秋田県の富豪に生まれ藤田芸術を愛した偉大なるディレッタント。藤田が1年に11回も秋田の平野家を訪ねるほどで、彼が創った現・秋田県立美術館は最も多くの藤田作品を収蔵する。。小寺健吉、「雪の町の夜明け 蔵王」、希少画集画、新品高級額、額装付。パブロ・ピカソ、「HOMME ET FEMME A TABLE」。アンドレ・コタボ、静物、希少画集画、版上サイン入、新品額付。藤田嗣治、「Femme endormie」、希少画集の額装画、人気作品。三岸節子、「小さな町(アンダルシア)」、厳選、希少画集・額装画。デイビット・トゥルー、MEMORY、海外版超希少レゾネ、新品額装付。ベルナール・ビュッフェ、オーダーマット付・日本製新品額入り。ベルナール・ビュッフェ、「Eglise」、希少画集の額装画、人気作品。ベルナール・ビュッフェ、「Deux tables」、希少画集の額装画、人気作品。小絲源太郎、「花」、希少な額装用画集より、新品高級額装付、状態良好。ピカソ、アルジェの女たち168、希少画集画、新品額装付。藤田嗣治、「La Cuisine」、希少画集の額装画、人気作品。ウィンスロー・ホーマー、YACHT IN A COVE, GLOUCESTER。陣内一土、【貴婦人】、希少画集・額装画、新品・日本製額縁付、状態良好。高畑郁子、【インドの女】、希少な額装用画集より、新品額装付、状態良好。GIORGIO MORANDI、PAESAGGIO、海外版、超希少レゾネ